当店は昭和20年8月5日の前橋大空襲で全焼しました。終戦後昭和22年7月、15坪の店舗で商売を再開し、昭和29年3月には鉄筋コンクリート造り2階一部3階の店舗が落成いたしました。 新店舗の店頭中央に掲げられていたのが、この金文字の看板です。直径1メートル5センチ、木彫りの型に 漆 ( うるし ) を塗り、その上に純金の金箔をかぶせてあります。当時天川大島にあった博文堂という看板屋さんに特注で作って頂きました。
新店舗の落成と同時にこれまでの「スズキヤ」から「鈴木ストア」に改組いたしましたが、当時東京銀座で話題になっていた「小松ストア」から先代がヒントを得たものと聞いております。ロゴは「丸鈴」ですが、「七五三文字」でできています。「鈴」の字の筆遣いハネの部分が3本、5本、7本あり、縁起がよいものとされました。