前橋まちなか博物館
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シンポジウム
そば屋
大川屋本店
創業は1881年(明治14年)と前橋有数の歴史を誇る老舗である。元々の商いは人力車であったが、時代の変化によって人力車の需要が減る中、初代店主の奥様が蕎麦打ちが出来たことが現在まで脈々と続く「庖丁心 大川屋本店」の始まりである。創業の頃は、まさに前橋がシルクの街として「マエバシ シルク」の名を欲しいままにしていた頃であり、また前橋を代表する製糸工場「交水社」(1877年広瀬組設立、1878年に交水社へ改称)が大川屋の北東、広瀬川を挟んだ向かい側で操業をしており、当時の工女さん等も忙しい合間の楽しみとして「おそば」を食べにきていたようだ。時代は変わっても大川屋は変わらず、この立川町で営みを続け、現在に至っている。名物の「おろしそば」は工女さん等が「かけそば」ばかりの昼食だったことに見かねた初代店主が、時沢の大根をおろしてサービスとして乗せたという歴史ある一品。
営業時間
10:30 〜 19:30
定休日
水曜日
住所
前橋市千代田町3-6-11
電話
027-231-5644
URL
   
お宝
お宝-その1
そば猪口

そば猪口は庶民の間で育まれた実用食器です。著名な陶芸家による作品はありません。しかし、それなりに何千回、何万回と使用され、時代の流れを見つめてきた味わいがあります。「そば」の歴史と共に作り出されてきたそば猪口に当然、江戸時代以前の物はありません。古くから残されている物のほとんどは「古伊万里」といわれる陶器です。淡い藍色に染め付けられた伊万里焼の美しさは、遠く海外でも愛され、日本でしか使われることのないそば猪口に、外国からの影響が見られるのも興味深いことです。四百年もの間使われながら、今日まで傷負うことなく残されたそば猪口は、正に奇跡というほかありません。

お宝-その2
昔の大川屋の写真
 
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